インターネットキャッシュサイズの変更で高速化
インターネットを行うに際して、キャッシュサイズという物がある。
インターネットキャッシュと言うのは、実際は読むべきサーバー側にあるデータ(画像やHTML文など)を
ローカルディスクに溜め込んで高速化をはかる物である。1度読んだデータはローカルディスクに保存して
次に読むときはローカルディスクから取り出すと言う物である。
一昔前まではアナログ56KやISDN64Kと言った低速な速度でファイルの読み込みを電話回線を
使って行っていたが、今の時代のブロードバンド化が進んでくると、ローカルディスク内のファイルを
探す時間よりも実際に読んでしまった方が速い場合が多い。そこでインターネットキャッシュの
サイズの調整が必要となってくるのである。もちろんキャッシュである
以上ローカルディスクの容量との兼ね合いもあり、何も調整していない状態では
ローカルディスクの10%だとか、そういった調整しかされていないのである。
今やローカルディスクで80G、160Gが当たり前の時代になっているので
80Gの10%と言えば8Gにあたる。さて、こんな大容量が必要なのであろうか?
ちなみに私のホームページの全容量は12月現在で10Gである。つまり、全部のページを
見たとしても10Gあればキャッシュとして取り込んでしまえるのである。
ファイル数にして230ファイルである。例えばこう仮定しよう。それらのファイルを
インターネットから探すのが速いかローカルディスクから探すのが速いかと言う問題に
なってくるのである。例えば、あるページを見て再び元のページに帰ってきたときまた同じファイル
を読むことになるが、これを探すのにローカルディスクの230のファイルから探すのが
果たして速いのだろうか?高速なHDDであればもちろん速いとは思われるが、
低速なHDDであれば逆にインターネットから読み込んだ方が速いとも言える。
つまり、デフォルトであるディスクサイズの10%と言う容量の考察に入るのであるが、
一昔前なら4G等という大きさだったために10%でも400Mと言うサイズであるが
今や10%と言えばG単位になることは必須である。そのG単位に収まるファイル数は
計り知れない。それを探しているのでは帰ってインターネットから読み込んだ方が
速いと言う結末になるのである。ちなみに私の場合、100Mで設定してあるが、9700ファイル
がキャッシュされている。これが適当であるかどうかは実際インターネットをしてみて実感するしか無い。
前置きが長くなったが、デフォルトの設定では確実にインターネットの速度を遅くしているのは
間違いない。そこでキャッシュサイズの調整に入ることにしよう。インターネットのプロパティーを
出すと以下の様な画面が出る。
ここの設定で調整をくりっくすると、
の様な画面が出てくる。標準状態では赤丸の部分がかなり大きな数値になっている
場合が多い。私の回線はFTTHで30M程出ているので少々高速ではある。以前は10Mに
設定していた。100Mと10Mでは全く大差ない感じがした。だが、先ほど述べたように160Gの10%
つまり16Gではかなりの速度差を感じた。つまりインターネットのデータとキャッシュデータの
検索をしている時間が長いのである。結果、キャッシュを読むより直接インターネットから
取り込んだ方が速いと言う結果になる。そこで調整の方法であるが、
これは体感でしか無い。キャッシュサイズを10M等小さくしてみてインターネットを
行い、次第に大きくしていき手頃なサイズを見つけるしかない。
実際の所、1Mでも問題ない様には感じるのであるが如何であろうか?
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