パソコンのセキュリティーを上げよう2

セキュリティーのお話の前回の続きになるが、ルーターの設定項目の中にフィルタリングと言う

機能が付いているものがある。フィルタリングとはルーターが通信を行う際に通して良いパケット

(わかりやすく言うとデータ)を隠してしまう機能である。例えば自分のパソコンをマンションに

たとえてみよう。マンションにはいくつもの部屋がありそれぞれに部屋番号がある。そこへ

宅急便が届いたとする。もちろん受け取って良い荷物もあれば、受け取ってはまずい荷物もある。

その受け取ってはまずい荷物を部屋番号ごとに設定する事である。

パケットフィルターにはTCPポートとUDPポートがあるが、ここでは説明は割愛する。

要は両方とも塞いでおけば問題は無いのである。余計にフィルタリングされているだけなのである。

ポート名

ポート番号

使用目的
FTPポート TCP 20-21 FTPサーバがデータをやりとりするポート
TELNET 23 外部からコンピューターを操作するポート
SMTP 25 メールサーバが送受信を行うポート
HTTP 80 WEBサーバが送受信を行うポート
POP3 110 メールサーバ認証を行うポート
WINS 135 WINS(ファイル共有関係)で使うポート
NetBIOS 137-139 ファイル共有等で使うポート(絶対に塞ぐポート。空いていると中身を覗かれる)
SNMP 161 「SNMP(Simple Network Management Protocol)」で使用されるポートで、遮断した方がよいポート
SMB 443、445 Windows2000がファイル共有等で用いるポート。空いていると中身を覗かれる)
BackDoor 12345 ウイルス「トロイの木馬」などが使用するポート(ウイルス対策がしてあれば気にする必要はない)
BackOrifice 31337 これもウイルス「BackOrifice」が使用するポート(ウイルス対策がしてあれば気にする必要はない)

フィルタリングの設定は各ルーターで異なり、簡易なものでは細かく設定できない場合もある。

もし、手持ちのルーターが設定できるのであれば特に137-139のポート等は閉じた方が良い。

筆者のルータのログを見ると1日で1000回以上のログを残していく。勿論その全部がハッキング目的では

無いのであるが、知らず知らずに相手のコンピュータに入ろうとしているのである。

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